結論から言うと、パルワールドのクロスプレイは特別な設定をしなくても既定で有効です。Steam版とXbox版、PCとPS5のように、機種が違うプレイヤー同士でも同じサーバーに集まって遊べます。ただし、PS5版・Xbox版から参加する場合だけ、サーバー側に条件が1つ加わる点には注意が必要です。この記事では、対応プラットフォームの整理から、コンソール版が参加するときに必要な設定までを、公式ドキュメントの記載に沿って解説していきます。
対応プラットフォーム一覧
まず、パルワールドが対応しているプラットフォームを整理します。
| プラットフォーム | 備考 |
|---|---|
| Steam版(PC) | |
| Windows PC版(Microsoft Store) | |
| macOS版 | |
| Xbox Series版 | コミュニティサーバーへの参加が必須(後述) |
| PS5版 | コミュニティサーバーへの参加が必須(後述) |
この5つのプラットフォーム間で、クロスプレイによる同時プレイが可能です。なお、Nintendo Switch版については公式ドキュメントの対応プラットフォーム一覧に記載がありません。現時点で確認できるのはここまでで、非対応と断定できる記載も見当たらないというのが正確なところです。
クロスプレイは既定で有効
パルワールドのサーバーは、標準の状態でクロスプレイが有効になっていると公式ドキュメントに明記されています。つまり、サーバーを建てる側もサーバーに参加する側も、クロスプレイのためだけに何か特別な操作をする必要はありません。
たとえばSteam版のプレイヤーとWindows PC版(Microsoft Store)のプレイヤー、あるいはSteam版とmacOS版のプレイヤーが同じサーバーに入って一緒に遊ぶ、という組み合わせは、追加設定なしでそのまま成立します。
PS5・Xboxから参加するときだけ条件がある
ここがこの記事でもっとも伝えたいポイントです。Xbox Series版またはPS5版から参加する場合は、参加先のサーバーがコミュニティサーバーとしてデプロイされていることが必須と公式ドキュメントに明記されています。この条件を知らずに、通常の専用サーバーを建てただけでコンソール版のプレイヤーを招待しようとすると、参加できずに躓くケースがあります。
コミュニティサーバーにする方法
サーバーをコミュニティサーバーとしてデプロイする方法は、サーバーの起動オプションに-publiclobbyを追加することです。具体的な操作は環境によって異なります。
- Steam版のクライアントからサーバーを起動する場合は、「Open and start as a community server」を選択する
- SteamCMD版・Linux版のように起動引数を直接指定できる場合は、起動時の引数に
-publiclobbyを追加する
この設定は、PS5版・Xbox版のプレイヤーを迎え入れる予定があるかどうかにかかわらず、コンソール版の参加者が1人でもいるなら必要になります。逆に、PCプレイヤーだけで遊ぶサーバーであれば、この設定をしなくてもクロスプレイ自体は既定で有効なままです。
なお、参加人数やパルの捕獲倍率などサーバーの中身に関わる設定は、-publiclobbyとは別の設定ファイルで管理されています。あわせて調整したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
専用サーバーとコミュニティサーバーの違い
「コミュニティサーバー」と聞くと、専用サーバーとは別の仕組みが必要なように感じるかもしれませんが、公式ドキュメントによれば両者の違いはサーバーリストに表示されるかどうかだけです。サーバーの実体そのものは同じもので、-publiclobbyを付けて起動するとサーバーリストに載る状態になる、という理解で問題ありません。
そのため、「専用サーバー用のソフトを別に用意する」「サーバーを2つ建てる」といった作業は不要です。すでに運用している専用サーバーの起動オプションに-publiclobbyを追加するだけで、PS5版・Xbox版のプレイヤーを受け入れられる状態になります。
サーバーを用意する前に確認すること
クロスプレイ対応のサーバーを新しく用意する場合は、事前に必要環境とネットワークの設定を確認しておくと安心です。
| 項目 | 公式の記載 |
|---|---|
| CPU | 4コア以上を推奨 |
| メモリ | 8GBでも起動はするが、メモリ不足でクラッシュする可能性がある。32GBより大きい容量を推奨 |
| ストレージ | 高速なSSDを推奨。低速なストレージではセーブデータが破損する可能性がある |
| ネットワーク | UDPポート8211(既定値・変更可) |
| 専用サーバーのSteam App ID | 2394010 |
特にメモリは、公式が案内する推奨値が32GBより大きい容量とかなり高めに設定されている点に注意してください。少人数でのプレイであれば8GBや16GBでも起動しますが、参加人数を増やすほど余裕を持ったスペックが求められます。
自分でサーバーを用意する時間や知識に不安がある場合は、レンタルサーバー各社のパルワールド向けプランを比較して選ぶ方法もあります。
PS5から入れないときに確認すること
PS5版から友達のサーバーに参加できない場合、まず確認すべきなのはそのサーバーがコミュニティサーバーとして公開されているかです。公式ドキュメントでは、Xbox版またはPS5版から参加する場合はコミュニティサーバーとしてデプロイすることが必須とされています。専用サーバーを建てただけでは、コンソール版からは参加できません。
サーバー側では、起動オプションに -publiclobby が付いているかを確認します。Steam版のクライアントから建てている場合は「コミュニティサーバーとして公開して開始する」にあたる選択をしているかどうかです。この設定を入れると、ゲーム内のサーバーリストに表示されるようになります。
レンタルサーバーを使っている場合は、コミュニティサーバーとして公開する設定が管理画面に用意されていることがあります。契約しているサービスの案内を確認してください。
Xbox版・Microsoft Store版の場合
Xbox Series版と、Windows PC版のうちMicrosoft Storeから購入した版も、公式の対応プラットフォームに含まれています。参加の条件はPS5版と同じで、コミュニティサーバーとして公開されたサーバーにのみ参加できます。
同じWindows PCでも、Steam版とMicrosoft Store版は別の配信形態です。友達と機種の話をするときは、どちらで購入したかまで確認しておくと行き違いが減ります。
公式に情報が出ていないこと
クロスプレイ関連でよく質問される項目の中には、公式ドキュメントに具体的な記載が見当たらないものもあります。断定した情報として書けないぶん、正直にここへまとめておきます。
- クロスプレイ時にサーバーへ同時参加できる最大人数の具体的な数値(
ServerPlayerMaxNumで設定する値による、という以上の記載は確認できません) - コンソール版から接続する際のポート番号の指定形式や、サーバーリストに表示されるまでの詳しい条件
- Nintendo Switch版の対応状況(対応プラットフォームの一覧に記載がないというだけで、非対応と明記されているわけではありません)
- プラットフォームをまたいだセーブデータの移行可否
これらの項目については、今後公式ドキュメントの更新があれば内容が変わる可能性があります。断定的な情報を求めている場合は、公式の発表を確認してください。
まとめ
パルワールドのクロスプレイは、Steam版・Windows PC版(Microsoft Store)・macOS版・Xbox Series版・PS5版のあいだで、特別な設定をしなくても既定で有効になっています。唯一気をつけたいのは、PS5版・Xbox版のプレイヤーが参加するサーバーは、コミュニティサーバーとしてデプロイしておく必要があるという点です。起動オプションに-publiclobbyを追加するだけで対応できるので、コンソール版の友人を招待する予定がある場合は、サーバーを建てる段階でこの設定を忘れないようにしてください。
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